2010-01-06

ケープコースト in Ghana

それは、ヤシの木が並ぶ一見リゾート地にも見える、とても静かな海岸沿い





















かつての奴隷貿易の拠点、負の世界遺産ケープコースト城に行ってきた。





















スウェーデン、デンマーク、イギリス人によって次々征服されたこの要塞は
最高奴隷収容数1500人
そのほとんどがアメリカ大陸に輸出されたらしい




















3世紀ほど続いた奴隷貿易の中心地 ケープコースト城
男女に部屋が分かれてて、夫婦も家族も一度入ると二度と生きては会えへん場所。
小さな部屋にすし詰め状態、トイレも無い狭い場所
男女にしか区別の無い部屋で、子供赤ちゃんは生きて出れる事がなかったそうな。



























女性の収容場所



























約200年前に終わったはずやのに
部屋は汚物の臭いで居ても立ってもいられませんでした。





















過酷な環境で生き残った奴隷だけが最後この部屋を通り、そのほとんどがアメリカ大陸に輸出される




























暴れられぬよう、腰を曲げてやっとくぐれる程の高さの“最後の部屋”への入り口
生きてるか死んでるかわからん家族に、輸出される最後の最後のこの部屋で偶然出会う事があるけれど
言葉を話す事も許されて無くて、人々がすすり泣く声だけがこだまする、最後の部屋

























最後の部屋から船への出口 


























そこから見える景色は穏やかな海岸沿い


























奴隷の部屋。壁の右上に見えるのが通気孔 左にも同じ様な大きさの穴がある。部屋にあるのは入り口と鉄格子に囲まれた通気孔。生々しい臭いと、確実に人が生きていた名残の有る奴隷部屋



















ガイドさんと“死の部屋”
この部屋は奴隷用じゃなく、ルールに従わなかった職員用の独房
生きて出てくることは無い。自分が入る前に居た人の死体と一緒に生活をさせられる。
精神的、肉体的ダメージを与えられる独房を要塞の入り口近くに置き見せつけることで、職員がルールに従うようコントロールしてたのでしょか。






















もう何か、自分の悩みとかがちっぽけに思えた瞬間
でも人は自分が一番辛いと思いながら生きる生き物
だから生きるための視野を広げることが大事なんじゃないでしょか





























大砲を撃ち合ってた向かい側の城との間に広がる民家





























女性の奴隷の部屋に囲まれた広場を2階から見下ろしてみる。
ここから昔、オフィサーが気に行った女性を指名し、中央の井戸の水で体を洗わせ2階に呼んで性の快楽を得てたそうな。対象になった女性はちゃんとした服を着せられ、生まれた子供もしっかりと教育を受けさせられ、そうして成長した子供がまた職員になるんやって。
この時生まれた子供にジョージとかマイケルっていう名前が付けられ、それが黒人のアメリカ名の始まりになったそうな。
また、この井戸の水は要塞すべてに利用されるため、毒が入ってないか定期的に奴隷に飲ませてチェックしてたらしい。





























言うこと聞かない奴隷の鎖を広場の中央にくくりつけ、灼熱の中何時間も水、食べ物を与えず時には死に至ることもある。
感じることがイッパイ有ったケープコースト城観光
片道3時間くらいかけて行く価値有ったわ。
お尻もそら擦り剝ける。























ガーナの特産物、マンゴー ガーナに行ったら絶対これだけははずせない





















絶対こやつに会わずには帰れない・・・ 突然こっちに向かって走ってきたりするから要注意
注意してても逃げられない。色がカラフル。そしてバカデカイ もうナキタイ






















そんなイグアナに怯えながらも読んだ村上春樹の本1Q84はこのフライトにピッタリな一冊やったわ。






大金持ちと極貧が究極な形で存在するアフリカ
お金持ち=幸せでは無いけど、そう想定した場合、
つまりはすごく幸せな歴史を持つ家族と、すごく悲しい歴史を持つ家族が存在するこの地
幸せで大金持ちな歴史は、多くの場合権力とか非情によって、弱者の上に成りたってたりして。
そういう世界のシステムの構造を、アフリカに居ると感じずには居られへんのです。
こんな世界を垣間見る事が出来ただけでもよかったと思う。

期待もせずに行ったガーナフライトは、もっともいい経験が出来たステイの一つになりました。
ありがとイマラット

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